決済するまでスワップがずっと含み益というFX会社を利用している場合、スワップを出金するには一旦ポジションを決済する必要があります。
・ポジションを閉じて再度持つとスプレッドが余計にかかる
・ポジションを閉じて為替差益があると税金がかかる
などのデメリットがあります。逆にメリットといえる部分は
・スワップも含み益のままにしておくと課税対象外
という点があります。
しかし年間20万円以上のスワップを受け取る予定があるからといって、複利効果を得られない口座を利用するのは本末転倒ですし、課税回避目的なら確定利益が20万円以下になるように含み損があるポジションを決済&再エントリーで回避可能なので実質的な意味はありません。
もし今利用しているFX会社がスワップが日々確定しない仕様なら非常にもったいないですので早くFXCMジャパンに乗り替えるべきです。
仮にスワップポイントが同じとき、複利効果を得られないFX会社とFXCMジャパンのプレミアム口座ではこのような差が生まれます。
<<豪ドル/円を50万通貨持った場合>>
スワップが含み益のままだとずっと3000円/日なので1080000円/年。
豪ドル/円 1万通貨あたりの必要証拠金は約90円x1万x0.4%=3.6万円
毎日スワップポイントが60x50=3000円ずつ加算されていくと12日でちょうど3.6万円になります。このとき豪ドル/円1万通貨を買い増すことで収益性がアップします。最も積極的に行った場合は、1年後には80万通貨ペアを持ち、毎日のスワップは4800円に。1年後に受け取るスワップポイントの合計は1393200円。なんと最大30%もアップしてしまいます。もし2年目も同じようにすると3434400円。1080000x2=2160000円と比べると最大60%もの複利効果が生じてしまいます。
シミュレーションなので数値を簡略化してレバレッジも無視していますが、複利効果のあるなしで大きな差が出ることは見ての通りです。
ピックアップしたFX会社はどこも口座開設が早く優良なFX会社ばかりですが、それぞれ強みや弱みが異なります。そのため誰にとってもベストのFX会社というのはありえません。どのようなスタイルでトレードしたいのかが分かっていないと後々使いづらさを感じるかもしれません。当サイトではどのようなスタイルのトレードに向いているかを紹介して行こうと思います。参考にしてください。
FXは全てを自己責任でやらなければいけない投資です。思わぬ損失を被る可能性がありますので、FXに限ったことではありませんが、余裕のある資金でやりましょう。